ぽけかる倶楽部 ガイドレポート

ガイドレポート トップへ
成田山新勝寺の御護摩祈祷と坊入り体験の日帰りバスツアー  ガイドレポート

2/18 ゼロになる快感

2012年3月 7日
皆様こんにちわ。
ガイドの中島です。

皆様!修行してますかー?

してないですよねえ。
しないですよ、なかなか。

え?なかなかしない?
なかなか出来ない体験?

はいっ!ここでワタクシども、ぽけかる倶楽部の出番でございます。
今回は、なかなか出来ない貴重な体験『成田山新勝寺の御護摩祈祷と坊入り体験の日帰りバスツアー』をレポートいたします。

東京駅へ皆様をお迎えにあがりまして、高速道路で成田へゴー!
バスの中では、成田山新勝寺の開山の歴史から、江戸時代、明治時代の賑わいのエピソード、さらにこの後皆様に御体験いただく御護摩祈祷のお話。
さらにさらに、坊入りについて!
坊入りって...?
これは成田山における精進料理のことで、この修行を行った人のみが受けられる御接待。
と、いうわけで、いわゆるバス旅行でこの坊入り接待を受けられるのは、ぽけかるだけでございます☆

このように、その山について、修行について、ほんのちょっぴりの予備知識を入れていただく事により、一層の修行を深く御経験いただけると思うのであります。

まあ、ワタクシがこのように申し上げるのには実はわけがございまして...。

ワタクシ中島、実は過去に一度だけ修行というものを体験したことがあるのです。
夏の高尾山にて、滝行を。
当時の仕事仲間たちとともに、気合を入れようと。
ところが、この滝行は、ある言葉を唱えながら滝に打たれるのですが、この言葉が結構難しい...。
他の仲間たちがなかなか覚えられないなか、わりと早いタイミングで覚えた私は、ゆとりで構えていたのですが...。
いざ、滝の下に行くと、予想以上の滝の迫力にびっくり。
さらに冷たい。
そしてお坊さんがちょっとこわい。
一瞬にして緊張してしまった私は、大切なお言葉をすっかり忘れてしまい
「えー、えっと、なんでしたっけ?」
とお坊さんに問い合わせました。
滝に打たれながら。
怪訝な顔でお坊さんは教えてくださったのですが、水の音でよく聞こえない。
「え?あの、よく聞き取れないのですが」
と、さらに問い合わせる。
滝に打たれながら。
しまいには少々いらつきはじめるお坊さん。
そりゃそうです。そうそう長時間素人を滝に打たれさせておくことはできません。
「え??あの...、すみません。聞こえないんですけど...」
「喝ーーーーーっ!!!」

大きな通る声で一喝され、私の滝行は終了。
ちーっとも無になれませんでした。

これではいけませんっ!
せっかく御参加いただいた大切なお客様が、こんな目にあっては絶対にいけませんっ!

そんなわけで、私は自分のなさけないエピソードも合わせて、しっかりと修行したいただくべく、バスの中で準備をさせていただいたわけでございます。

成田山に到着すると、お寺の方のご案内のもと、お客様には御護摩祈祷~法話~坊入り~密教座禅~一行写経と、一連の修行を御体験いただきました。
皆様それぞれに、静かに厳かに修行される後ろ姿を見守りながら、私もこっそりと、いや、ちゃっかりと気持ちを寄り添わせていただきました。

そして!今回はやっと、無に、ゼロになれました。ええ、ちゃっかりと。

その理由は私の心の中にあったような気がします。
日々を重ね、経験を重ねる中、得られてゆくものもあれば、沈殿してゆくものもある。
心のどこかで「浄化したいっ!」と思っていたのでしょう。
修行を経験される皆様のお世話をする、という作業をきっかけに、思い切って捨てられたような...。
そんな気分です。

お客様もとても喜んでいただき、皆で一緒に貴重な一日を過ごすことができたような気がします。

ゼロになり、新たな明日をスタートさせる。
こんなに気持ちのいいことはなかなかありません。

そんな「なかなかできない体験」を、御一緒しませんか?

n0307-1.jpgそうそう!
ぽけかる倶楽部では、5月19日に
『成田山新勝寺奉納「薪能」観劇チケット付き大護摩焚き&坊入り(精進料理)と佐原散策バスツアー』

という、素晴らしいイベントがございます。
こちらも合わせて是非!

写真は成田山の見事な総門です。
お寺を見るだけでも感動です!


<バスツアー>東京・邸宅5景めぐりと目黒雅叙園百段階段特別展  ガイドレポート

11/27 夢のようなひととき...

2011年12月13日
皆様こんにちは。
ガイドの中島です。

さて、最近人気のこのコース

『目黒雅叙園 百段階段・特別企画展観覧と約50種のランチブッフェ&東京邸宅5景めぐり』(バスツアー)

3つの邸宅(旧前田侯爵邸、旧岩崎邸、旧朝倉家住宅)と目黒雅叙園、そして車窓から見る迎賓館を楽しんでいただくものですが、イベントの後半で、お客様に「どの邸宅が一番お好きですか?」と質問をしてみることがあります。

すると面白いほどにご意見が分かれるものなんですね。
お好みは本当にそれぞれです。

ここが気に入った、これが気になった、何を楽しみにしてきた、思ったよりすごかった...などなど。
そんなおしゃべりをしていると、さっき見た邸宅があらためて自分の中に入ってくるような気持ちになるから不思議です。
また、私のように何度も来ていると、その日によって好きな邸宅が変わるからますます不思議です。

この日は、旧前田邸ですっかり感動してしまいました。
何故なら!なんとこの日の午後、邸宅の広間でピアノとバイオリンとチェロのアンサンブルのミニコンサートが行われるとかで、午前中リハーサルをしていらしたのです!
係の方に、どうぞどうぞと手招きしていただいたので、近くにいたお客様たちと広間の中へ...。
もう、これが、感動っ!!!
古きよき時代の、品格と風格に溢れる大きな大きな邸宅の広間での生演奏。
それもっ!私が大好きな映画音楽「ニューシネマパラダイス」を演奏していらしたのです。
覚えず、涙があふれてきました。

n1213-1.jpgなんて素晴らしい空間!
なんて気持ちのいい音楽!
心躍る、夢のようなひとときだったのでした。

すっかり深窓の令嬢気分にひたってお庭に出ると、大きな木の木漏れ日が、また眩しく、そして美しく...。

しばしお仕事を忘れて、ひだまりでのんびりとしてしまいました。

これは本当にたまたまタイミングがよかったので、いつもこのような経験ができるわけではないのですが、せっかくこんな素晴らしさを味わわせていただいたので、今後お客様をご案内する時は、この感動を伝えたいと、そしてただ目で見えるものだけでなく、音や空気を想像していただけるようなガイドをしたいと思いました。

<バスツアー>東京・邸宅5景めぐりと目黒雅叙園百段階段特別展  ガイドレポート

11/5 邸宅の主の思いに触れてみる...

2011年11月17日
皆様こんにちは。
ガイドの中島です。
 
さて、今回ガイドレポートをさせていただくのは
『目黒雅叙園 百段階段・特別企画展観覧と約50種のランチブッフェ&東京邸宅5景めぐり』(バスツアー)
です。

このコース、まず午前中は...
旧岩崎邸庭園にて明治の邸宅を
旧前田侯爵家駒場本邸にて昭和の邸宅を
そして旧朝倉家住宅にて大正の邸宅を、ご覧いただきます。
そしてお昼は目黒雅叙園にて。
さらにここでは、あの百段階段でのイベントをゆーっくりと楽しんでいただき、
最後はバスの車窓からになりますが、迎賓館の荘厳としたお姿をご覧いただきます。
 
つまり、一日中う~っとりとしていただくコースなのでございます。
 
各邸宅の建築方法、その時代の素晴らしき技術、高い芸術性、季節や自然を活かした道理性、まばゆい調度品、貴重な材質、ぜいたくの極み...。
いかがですか、お客様!
 
しかし、このコースの一番の魅力は、なんといっても...
実際にその人が暮らした場所がきちんと残っていて、そこに今、入る事ができる事です!
 
よく私が皆様をガイドする時に思い、お話することなのですが、東京の悲しさというものがありまして、関東大震災と第二次世界大戦で、歴史的建造物の多くはなくなってしまっているんですね。
京都や奈良など、西はいいなあ...と思う瞬間でございます。
しかししかーし、だからこそ想像力をたくましくして、わずかに残る歴史の足跡を探し、ポケットに入るサイズのカルチャーを一緒に持ち歩いて東京の街を見ると、楽しく魅力的な街に見えると思うのです。
 
しかししかししかーし!
その素晴らしい建物が現存しているのです。
しかも、実際に中に入って、空気を感じて、中には触れられるものがあるのです。
 
なんともありがたい話しじゃありませんか!
 
想像しながら歩くのももちろん楽しいお散歩です。
がしかし、様々な歴史の波を生き抜いて、その価値をたくさんの人によって守られて、今、目の前にそれがある!という事を喜ぶのもまた外歩きの醍醐味でございます。
 
さあ皆様。
世知辛い世の中のことなんか忘れて忘れて!
すばらしき邸宅めぐりの旅に出ようではありませんか。
 
n1117-1.jpgこれは、旧岩崎邸のお庭に「どーん!」とそびえ立つヒマラヤ杉です。

戦後、GHQに接収された時、屋敷の中にズカズカと米国軍人に入りこまれたことに怒り悲しんだ岩崎久彌氏が、屋上からこの木に向かって銃を撃ったとかなんとか...。
その弾痕が今も木の上部に残っているとかなんとか...。
と、いう噂もありますが
「それを確かめるすべなどあるもんか!ご主人さまの苦しみは誰にもお見せいたしませんっ!」
と、言わんばかりに、大きく大きく自らの背を伸ばすヒマラヤ杉...。
 
そんな事を思うのも、これまた、いとおかし...。
 

ぽけかるスーパー歴史マニアの語り部が江戸町人に扮してご案内!?大江戸歴史散策 【上野編】  ガイドレポート

10/15 時の鐘の下で宮様やご公方様を思う

2011年10月18日
皆様はじめまして。
アタクシ、江戸時代から時間旅行をしてこの時代にやってまいりました者でございます。
名乗るほどの者ではございませんが、江戸の長屋でしょうもない町民たちを相手に長唄、小唄、三味線などを教えております、まあ、皆さん「お師匠さん」とか「師匠」とか呼んでくだすっていますんで、そんな調子でどうぞよろしくお願いいたします。

nakajima.jpgよく、ぽけかる倶楽部の中島令子ってガイドさんに似ていると言われますが、別人です。
江戸の末期に生まれ、いわゆる幕末から明治への激動の時代、動乱の世の中を、粛々と、いや飄々と生き延びた人間でございます。
このたび、ひょんなことからこの平成の東京にやってくることができまして、皆様と一緒に江戸の風情を探して歩くという、素晴らしいお遊びの機会を得る事ができました。
ありがたいことでございます。

いやー、この日も楽しゅうございましたったら。
アタシ達江戸町民が知っている上野のお山のお話を、今の皆さんに聞いていただけるんだから、本当に幸せな事でございます。
この旅で皆様に感じていただきたいのは、アタシ達にとっての上野は、憧れのお山だったってこと。
なんてったってご公方様の祈願寺であり菩提寺である東叡山寛永寺さんのお山でございますから。
しかも宮様もおわすお山でございますから。

でも、その周りには山下の火除け地の雑多なにぎわいや、不忍池の出逢茶屋の色っぽい情景が広がっていたわけで。
まあ、アタシ達にとってはお山のふもとは楽しい楽しい歓楽街だったわけでございます。
そこからお山の上を見上げる江戸の庶民の気持ちなんかは、今の上野の地でほんのちょっとでも感じとっていただけたら面白いだろうなあ、と思うわけです。
また、実際アタシ達にとっては寛永寺さんよりずうっと馴染みがあるのが天神様やお稲荷さんでございまして。
そんな所も、江戸の雰囲気を楽しんでいただける、いい場所だなって思います。

この日、嬉しかったのが「時の鐘」
今の人たちは時計っていう便利なものがあるからねえ。
今がなんどきかって事がすぐわかるだろうけど
...まあ、アタシ達にそんなもの与えられちゃったら、かえって窮屈でしょうがないって事もあるんだけどサ...
アタシなんかの頃は鐘の音で時刻を知るわけだから、まあ概ね「だいたい」って所で暮らしているわけなんだけれども、それでも、鐘の鳴らない所に比べたら、随分きちっとした暮らしをしていると思うんですよ。
でね。
この上野の鐘が今でもあってね。
で、その鐘の下でもって「これこれ、これが時の鐘です」ってな話しをしていたら、お客様たちが何やら腕時計をのぞきこんでいるわけです。
はてな、と思った次の瞬間
「ご~~~~~ん」ですよ。

n1018-1.jpgこれにはまずびっくりしたし、何より嬉しかったですね。
いつの間に時鐘堂に上ったのかまったく気がつかなかったけれど、女の人がしっかりと鐘を鳴らして正午を教えてくれました。

でも...時の鐘は、アタシ達江戸町民がいつも聞いているように、遠くから聞いた方が風情があるかもね。
真下で聞いたらものすごい音でした。
輪王寺の宮様はいつもこんな大きな音を聞いておいでなのね。
ご公方様のお参りも、鐘の鳴る瞬間は合わせた手の平を思わず耳にあてたんじゃないかしら。









なんてな事をぺらぺらとおしゃべりしながら歩くお散歩でございます。
お気軽に江戸の風情を楽しみにお越しくださいまし。
このお散歩では、アタシが話す江戸話に対して「本当はこうだった」だとかなんだとか、誰かが書いた歴史の本とやらにでていたお話を持ちこむような、野暮なことは言いっこなしですよ。
これは歴史のお勉強ではなくて、あくまでも江戸人と遊ぶお散歩でございます。
どっかの大先生がおっしゃるような難しいことは、ちょいと机の上に置いてきて、身一つでお越しくださいませね。

そしていつか...。
今度は皆様が未来の日本の皆さんに、今の東京の話しをして差し上げていただきたいなあ、と思っております。


<日帰りバスツアー>臨場感あふれる新感覚!!観劇型・真夏の怪談バスツアー 2011   ガイドレポート

8/28 怪談バスツアー 番外編

2011年9月 7日
皆さんこんにちは。ガイドの中島です。
真夏の怪談バスツアーは、この日をもって無事に終了いたしました。
ご参加いただきました皆様、本当に本当に!ありがとうございました!
皆様がほんの少しでも酷暑から解放され、涼をとっていただけていたら幸いでございます。
また、江戸の時代から人々によって伝えられてきた日本の怪談を通して、江戸の風情や日本人の文化、ユーモアセンスなどを、肌で感じていただけていたら嬉しく思います。

さらに、このツアーの責任者として細部にわたって面倒を見てくださった黒木さん。
昨年の担当者として、始まるまでのすべてを見てくださり、私にいろいろ教えてくださった山谷さん。
また、お忙しい中ツアーにご参加いただき、しっかりと見てくださったぽけかるの師匠、ひげの梶さん。
もう一つの怪談バスを担当されていた為その下見と、エンタメ要素を盛り込んだイベントの下見として来てくださったのに、すっかり現場を手伝わされてしまったガイドの青柳さん。
昨年この怪談バスに出演された先輩として、様々なアドバイスとご声援をいただいたガイドの小林さん。
そしてそして、第4の出演者として、本当にいろいろとご協力をいただきましたドライバーの皆さん。
皆様のおかげでなんとか成功しました!
この場を借りてお礼申し上げます。

ところで先日...
怪談バスなどというコースを行う中で本当に怖い事に遭遇しなかったの?と友達に聞かれまして。
そんな事あるわけないじゃん!と言おうと思ったのですが...

実はあったのです!

それは神田明神での出来事。
その時の事はワタクシがしっかりとカメラにおさめておりました!

ここは神田明神の本堂の前。お参りをする人々がたえません。
n0907-3.jpg

ん?この子は?親御さんはどこに?
n0907-4.jpg

こ、これはもしや、お人形?
n0907-5.jpg

あれ、この顔は...
n0907-6.jpg

なんだバカヤロー!

とでも言っているような、たけし似のお人形でした。

すみませ~ん。
遠くからなんとなく本堂を見ていたら、ちっとも動かない和服の子供がいがので、一瞬ゾ~っとしたという。
ちょっとした怪談、と思ったのですが、やっぱダメですか。ダメですね(照)。

最後の最後に失礼いたしましたー。

そんなわけで、何も怖い事は起こりませんでしたので、来年は安心してご参加くださいませ。

ま、来年のことはわかりませんけど~~~~。